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老化は生理現象で体のあらゆるところにおきます。そして絶対に止まりません
歯も生きている。使っていれば毎日少しずつすり減ります。かわあわせも毎日変化します

癖(クセ)や体のひずみ、筋肉の過緊張(スパズム)などからくる過度な歯のすり減りは体癖やTCHへの行動変容療法(生活指導)や、または歯科治療(ナイトガードや咬合調整)により進行を遅らせることができます。明らかな痛みではない不定愁訴(非定型性歯痛)は、患者さん自分自信の行動変容により、治していくしかないのです。ただ医療機関に行ってれば治るというものではないのです。最も重要なことは 無意識のかみぐせ生活習慣のお話を素直に受け入れてもらう。そして改善したいという気持ちからそれを行動で実践してもらうことが、歯科医院での調整以上に重要です。

1991年 Gene McCoy が  DCS と提唱し始め、最近ではこれをtooth wearというようになりました。
咬耗 咬合高径の低下 それにあわせて義歯 歯冠補綴修復をしてしまうことが、削ってばかりだと低くなっていきます。
だからどこかで盛り上げてバイトアップしないと。
口腔容積の減少、舌の肥大(甲状腺機能低下)舌根沈下、いびき、無呼吸症候群OSAS
パラファンクション(ブラキシズムで破折や脱離、クレンチングで顎関節のエロージョン、咀嚼筋もオロフェイシャルペイン、筋スパズム、偏頭痛、他に根破折、肩こり、知覚過敏、修復物脱離、義歯粘膜面疼痛 舌痛など)
アブフラクション理論 有限要素解析で歯頸部に応力集中 歯ブラシによりさらにWSDが進行し、知覚過敏。
歯髄壊死があれば、適切な根管治療をしないと歯周病がさらに進行し、自然脱落ともなり兼ねません。

<生理学的咬合論 まとめ>

筋肉位 優先
目に見えない咬合力を形態(口腔内写真と全身写真)から推測しながら コントロール 
側方力を打ち消す
生活習慣の指導。歯と顎関節は、接触しているだけの弱くて持続的な習慣性の力(側方)に弱い
咬合器(補綴学的咬合論)はチューイングサイクルを再現できない 
理由)下顎が動く、歯の生理的動揺、基準点があいまい、TMJのリモデリング理論が考慮されていない
チューイングサイクルを考慮した咬合調整 
Aコンタクトの角度 早期接触 特に非作業則での咬頭干渉の除去 
写真撮影 (体軸 瞳孔 肩 ストローネック? 
咀嚼筋群のスパスムがとれるリラックスポジション(安静位)を探す
早期接触部位の咬合調整
悪習癖の除去にむけた生活指導 
睡眠姿勢のチェック   ⭕️仰向け       ❎横向き 頬つえ
ガム ショルダーバック 
TCHを本人が気がつき始めたら、治療開始してもいい時期か?
スタビリゼーションスプリント 本来の下顎位を探す
不適合補綴物の撤去 とプロビショナルレストレーション
リラックスポジションがとれてきたら治療開始 セントリックと一致していき、筋肉位と調和 1年かかる
長期安定性 LONGEVITY を 考慮した診療や生活指導
咬合面形態再付与 リシェイピング グルービング セントリック イコライザー ストッパー
修復的歯牙移動 (歯科矯正)
最終補綴 final restration