一般歯科
説明と確認を徹底した治療
歯医者と聞くと、「痛い・怖いところだ」というイメージの方が多いかと思います。そんなに悪くなる前から定期的に通院していればそんなことには決してなりません。初診時にしっかりとした説明を心がけております。一度持ち帰って本当に治療するのか、疑問点は解決したかなどを次回来院時に再度確認させていただいてから治療に移行します。治療するまでに何回かクリーニングと相談で通院される方も見えます。
このような場合はご相談ください
- 歯を磨くと出血する
- 歯が痛い
- むし歯かどうか
調べてほしい - 冷たいものを
食べるとしみる - 詰め物や被せ物が取れた
- 口内炎ができた
- 口臭が気になる
- 口腔内をケガした
当院の特徴
できるだけむし歯の治療に
ならないようにする取り組み
むし歯治療は「痛い思いをしたから怖い」という方も多いかと思います。そのため、当院ではむし歯になりにくいように様々な工夫をしております。むし歯になりにくい環境を整えるための生活習慣へのアドバイスや、重度のむし歯治療で、歯の根の治療となった際、ラバーダムを使用し、他の歯への感染を抑えることを徹底しています。
100歳まで自分の歯で噛む
むし歯になったら、削って詰めれば大丈夫とお考えの方は多いかと思います。ですが、1度削って詰めた歯は、数年後むし歯が再発しますし、詰め物は取れますし、割れます。そのため、むし歯治療にならないようにする取り組みが大切です。理由としては、削れば削るほど歯が薄くなってしまうため、歯が割れて次第に抜歯に至ってしまうからです。そのため、いつどのようにむし歯の治療に介入するかは慎重に判断しております。100歳まで自分の歯で美味しく食事をするためには、就学前からの健康への教育投資が最重要と考えています。
メタルフリー治療
むし歯になってしまうと銀歯にするのが一般的ですが、当院ではメタルフリー治療という、金属を使用しないセラミックスによる治療を行っております。見た目を自然な感じにしたいという方におすすめです。
むし歯治療
原因の根本から治療を
むし歯ってどうしてできてしまうのかご存知ですか?
むし歯の原因菌であるミュータンス菌などが歯に付着し、食べ物に含まれる砂糖をエネルギーにして、菌がどんどん酸を産生し歯を溶かしてしまう硬組織疾患です。そのため砂糖を多く含むジュース、乳酸菌飲料を毎日飲むと、むし歯になりやすくなります。むし歯の診断は「CO」「C1」「C2」「C3」「C4」に分けられ、治療方法は段階により様々ですので、レントゲン撮影と合わせて診断し、治療します。
むし歯が進行して歯髄(神経)まで
到達してしまった場合は
「根管治療」を行います
放置しない速攻治療
むし歯の進行がひどく、歯の中の神経まで達して細菌に感染してしまっている場合は根管治療を行います。治療内容としては、専用の器具を使って根管の中を掃除し徹底的に消毒します。むし歯が進行すると場合は、神経がくさって、痛みがないことがまれにあります。大丈夫と言ってさらに放置しておくと根を支える骨の部分で徐々に進行し、突然膿んだり腫れたり強い痛みがでます(根尖性歯周炎)ので、放置しないでください。
ラバーダムと集中治療で根治は完治
根管治療は期間がかかると思われがちですが、根尖(歯の根っこの先)がしっかり開いていること、キレイに洗浄できていること、細菌が入り込む隙間がないことなど、しっかり治療出来ていれば治療回数は1回でも完治可能です。症状により治療時間はかかりますが、ご都合さえ合えば期間をとることなく治療が可能です。そのためにラバーダムを使用し、抜いた根管に薬剤を詰める際、他の歯や唾液に含まれるプラークを根管内に入れないようにする必要があります。何度も来院することなく、完治を目指しています。
<根管治療中断患者さんへの伝達事項>
自己判断で根管治療を中断し、長期間仮封が取れたまま放置されますと、唾液とともに根管を伝って内部に細菌感染が拡大、さらに骨膜炎、歯槽骨炎へと感染が広がり相当腫れ、歯はむし歯が広がり破折して、抜歯に至りますので十分ご注意ください。
根管治療の治療後
それでもまだしびれが残っている場合、飲み物がこぼれたり、唇を噛んだり、特に熱いものは、やけどする可能性がありますので十分に注意して下さい。
根管内チェック、仮封材のバイトチェック、ボルタレンサポ(座薬)を処方いたします。
歯周病治療
予防と早期治療で健口に
歯周病は歯を支える歯槽骨が吸収し、グラグラしてしっかり噛めなくなる疾患です。サイレントディジーズと言って気づかないうちにゆっくりと進行していきます。グラグラしてきたことを自覚されている場合にはかなり進行してしまっています。日本人の40歳以上の80%の人が歯周病に罹患していると言われています。歯を磨くと出血がある、または歯ぐきが腫れて膿がでる、口臭が気になるという症状がある方は歯周病の可能性があります。治療は主に歯科衛生士により、歯肉縁上のプラークコントロール、歯周ポケット内の洗浄を行います。
歯周病と全身疾患の関わり
歯周病が全身疾患と深く関わっているという事をご存知ですか?
歯周病関連細菌のPG菌が出すジンジパインという
タンパク分解酵素が毛細血管を破ることで
デンタルプラークが全身に回ります。
それは認知症、誤嚥性肺炎、糖尿病、動脈硬化、脳梗塞、
心筋梗塞のリスクが高まることを意味します。
さらに妊婦さんは早産や低体重児出産のリスクが高まります。
歯周病の治療方法
スケーリング
むし歯や歯周病の原因となっている歯石を、スケーラーという機器を使用して除去していきます。
SRP
2種類を組み合わせた治療方法で、見える歯石などを除去してから、歯ぐきの中にある汚れを除去していきます。
PMTC
プラークを回転ブラシやラバーカップを使用して落としていきますが、顕微鏡では磨き傷が認められます。
ブラッシング指導
むし歯、歯周病の予防には、毎日のセルフケアが最重要です。歯ブラシ、歯みがきペーストを患者さんごとに処方させていただきます。
外科処置
歯周病が進行し、歯周ポケットが深くなってしまいハンドスケーラーが届かない場合、歯肉に麻酔し、切開剥離して歯周外科を行います。
予防処置
についてはこちら
スポーツマウスガード
大切な歯の保護
ボクシングや空手、アメリカンフットボールはスポーツマウスガードの使用が義務付けられています。その他のスポーツでも使用することがあります。マウスガードをつけることで、歯や顎の関節、強い衝撃から守ることができます。また、マウスガードを噛み締めることで、強い瞬発力が生まれ、集中力を高めることができると言われています。マウスガードをご希望の方はお気軽にご相談ください。
TCH〈食いしばり、
歯ぎしりからくる痛みについて〉
ブラキサ クレンチング
食いしばりとは、上下の歯を噛みしめることです。歯の食いしばりは、歯ぎしりなどと同じように歯とそれを支える歯周組織にとって大きなダメージになります。歯と歯が1日に接している時間は、食事の時に15分から20分程度です。それ以外の時間は下顎安静空隙(あんせいくうげき)といって歯が1mmだけお口の中で浮いているのが理想です。しかし、ストレスや寒さなどから食いしばりで歯や顎関節あるいは咀嚼筋の痛みを訴える方は、日中でも無意識に歯を接触させてしまって痛みを訴えることが多くみられます。歯周組織はちょっとした持続した力に弱いとも言えます。症状を改善するためには、生活習慣の中で常に意識して1mm程度 歯を浮かせる、頬杖をやめる、ガムをよく食べる方は味がなくなったら捨てるなど、生活習慣の改善がとても大切になってきます。ナイトガードの作製することは、すり減りよる咬合高径の低下スピードを遅くし、歯冠、歯根破折の減少、歯周病の進行等もゆっくりにできます。