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こんにちは、一宮苅安賀歯科こども歯科の理事長の服部です。最近、ホワイトニングや矯正歯科の患者さまが増えてきました。見た目を気にされる方が多いというか、、。アフターコロナでマスクが外れたからか、、、。初診で親知らずが気になるといいながら、前歯から治療してほしいというお声を多くいただきます。自由診療ですと、成人されていて、自分である程度の給与を得ているという年齢になっています。人間、今の苦を避けるようにプログラムされているんですね。もう少し様子を見たいとか、、前の先生は抜かなくていい(無責任だと思う)と言ってたとか、、、。親知らずを残しておいて70歳になった頃からよかったねと思う方は、とても少ないように感じます。7(第二大臼歯)と8(親知らず)の歯間部コンタクトがある分、7と8が同時に見えない部分で徐々に虫歯になったり、7の歯根に食い込んで保存不可になってしまったり(写真1と2)と親知らずがなかった方が良かったのに、、、と思うことが多く感じます。つまり7が悪くならないように、予防的に親知らずは、抜きなさいということです。高校卒業時(18歳)で抜歯することをお勧めします。なぜかというと、まだ歯根が未完成で短いこと 癒着していない ので後遺症が残りにくく タバコを吸っていないはず??なので、治癒が早いことが多いです。妊婦してるかもで親知らず痛いんでけど、、、、以前抜歯をお勧めしたはずですが、、我慢するしかありませんね、それとも抗菌剤処方しますか?痛み止めもどうするの(アセトアミノフェン大量に飲まないと痛みにほとんど効きません)ということになります。壮年期では、血流が悪く、ドライソケットになりやすく、抜歯後予後不良 つまり骨粗鬆症のお薬を飲み始めるとARONJと言って、顎骨壊死のリスクも上がってきます。識学では、今は苦かもしれないが、将来困らないようにしてあげるのも親や上司の務めであると考えています。ライオンも自分の子供が自分でシマウマを倒せるように厳しくしつけをします。自分の子供が、勉強したくないから、宿題しなくていいよ、遊んでな、、、お菓子、ジュース飲みたいから いいよ たくさん あるからいっぱい食べな。甘やかしや与えすぎは将来どうなりそうですか?逆効果になりませんか?大学病院への紹介を含めた抜歯の提案をしていますが、最終的には患者さん個人の判断であります。親知らずは、根管形態が解剖学的に複雑で根管治療は予後不良になり、感染を起こし、歯の移植後、移植先の骨から飛び出したり 骨削ったり、67部しか入りません。前歯と臼歯の根の形、顎骨の歯槽突起の形が違いすぎます。このことから、インプラントの方がまだ予後がいいかもしれません。未来の再生医療にとっておくなら、萌出開始前の18歳の未分化幹細胞を保管しておくほうが良いでしょう。