低位舌
本来正しい舌の位置は、口を閉じると上顎にくっつく位置ですが、前歯の裏側など通常より低い位置にある状態です。
指しゃぶり
指しゃぶりが長年続くと、出っ歯や開咬(前歯が噛み合わない)など、歯並び悪化の原因となります。
下唇をかむ
下唇を咬む癖(「下口唇癖」といいいます)がある場合は、前歯に圧力がかかり、前歯の噛み合わせに隙間が生じまする原因となります。
舌をよく出す
舌を出す癖があったり、歯の隙間に舌を押し込むような癖がある場合、前歯の傾斜など歯並び悪化の原因となります。
お口ポカン
舌の筋力が弱いお子さんは唇を閉じる力も弱くなり、お口ポカンになりやすい傾向にあります。お口ポカンは、歯並び悪化のサインとなります。
これらが歯並び悪化の原因となってしまっています
噛み付けリンゴ お口ポカン対策
お子さんのむし歯予防や歯並びの相談を受けることが多くあります。お伝えしていることは、普段の食生活の見直しです。定期的にフッ素を塗ればいい、定期的に歯医者に通えばいいと思われる方もいるかもしれませんが、日々の生活の見直しが何よりの予防となります。
特に注意してほしいのが飲み物、水分補給に清涼飲料水を勧められているかもしれませんが、水に溶かした砂糖を飲んでいることになります。むし歯菌などに栄養を与えているようなものです。また柔らかい食べ物ばかりの食生活も注意です。近年お口ポカンなお子さんが増えています。口腔筋が発達しておらず、自然にしていると口が締められないのです。リンゴジュースを飲ませるなら、リンゴ丸かじりです。自然な糖分はむし歯にもなりにくいです。丸かじりのため、口腔筋も鍛えられます。
歯の健康は、教育だと当院では考えています。