夏休みが終わり、いよいよ新学期のスタートです。
子どもたちは学校生活に、大人も通常の生活リズムに戻りつつあるこの9月。
実はこの“生活の切り替え時期”は、健康の土台を整える絶好のチャンスです。
特に、むし歯・歯周病・生活習慣病の予防には「毎日の習慣」と「食生活」が大きく関係しています。
本記事では、新学期という節目に合わせて見直したい生活習慣と、9月の旬の食材を活用した健康づくりのポイントをご紹介します。
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◆ 夏の「だらだら食べ」を引きずっていませんか?
夏休み中は、家で過ごす時間が増えたり、お祭りや旅行、プールなどでの外出が続いたことで、食生活が乱れてしまったという声をよく聞きます。
・アイスやジュースなどの甘いものの摂りすぎ
・外食・ファストフードの頻度増加
・夜遅くまでの間食や食事
・歯みがきのタイミングの乱れ
こうした生活を続けてしまうと、むし歯や歯周病のリスクが高まるだけでなく、糖分や脂質の過剰摂取によって生活習慣病の原因にもつながります。
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◆ 9月は“リセット月”!生活習慣の見直しを
新学期が始まる今こそ、家族全員の生活習慣を見直すチャンスです。まずは基本の「食事・睡眠・歯みがき」の3つを整えることから始めましょう。
✔ 朝食を抜かないこと
朝食をしっかり食べることで、集中力が高まり、1日のリズムが整います。特に子どもたちにとっては、学習のパフォーマンスにも大きく関わる重要な習慣です。
また、よく噛むことで唾液の分泌が促進され、むし歯や歯周病予防にもなります。
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◆ 秋の味覚を味方に!9月の旬食材で健康サポート
9月は「秋の入り口」。栄養価が高く、歯にも身体にもやさしい旬の食材が豊富です。季節の味覚を積極的に取り入れて、楽しく健康管理をしていきましょう。
【さつまいも】
食物繊維が豊富で、便秘予防や血糖値の急上昇を抑える効果があります。程よい甘さで、スイーツ代わりにも◎。おやつに焼き芋を用意すれば、ジュースやお菓子の代わりになります。
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【さんま】
秋の代表的な魚で、DHAやEPAといった良質な脂が豊富。抗炎症作用があり、歯周病の予防にもつながります。またカルシウムの吸収を助けるビタミンDも含まれており、歯や骨の健康にも貢献。
おすすめメニュー
★塩焼き(大根おろしと一緒に)
★さんまのつみれ汁
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【れんこん】
シャキシャキとした食感で噛みごたえがあり、噛む回数を自然と増やせます。よく噛むことは唾液の分泌を促し、お口の中の自浄作用を高める効果も。
おすすめメニュー
★れんこんのきんぴら
★れんこんのはさみ焼き
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【梨】
水分が多く、歯ごたえのある果物。甘さはあるものの自然な果糖で、ジュースやアイスの代わりにもおすすめです。口の中をさっぱりさせてくれるので、食後のデザートにも◎
注意点: 食べた後はしっかり歯を磨きましょう。
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◆ 歯みがき習慣の再確認もこの時期に!
夏休みの間、時間にルーズになっていた歯みがき。新学期に合わせて見直しましょう。
・朝、夜2回 5分丁寧に磨く
・小4まで必ず仕上げ磨きを!
・歯ブラシは1ヶ月に1回交換を
歯みがき後に「染め出し液」を使ってチェックするのもおすすめです。楽しみながら、親子で歯みがきを習慣化していきましょう。
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◆ まとめ:9月は家族みんなで「健康生活再スタート」
新学期は、気持ちを新たに生活を整える絶好のタイミング。夏の習慣を引きずらず、秋の味覚を楽しみながら、歯と体にやさしい暮らしを始めましょう。
定期検診の予約がまだの方は、この機会にぜひご連絡ください。早期発見・早期予防で、むし歯も歯周病も生活習慣病も防いでいきましょう!